九戸城跡 豊臣秀吉の天下統一の最後の合戦の場となった歴史的遺跡。九戸氏の居城でしたが、天正19(1591)年に逆賊として豊臣軍に攻められ、落城しました。現在は、史跡公園として整備され、東北最古と見られる石垣遺構や堀、土塁の跡を見ることができます。
折爪岳のヒメボタル 折爪岳山頂付近のヒメボタルの生息地は、岩手県の天然記念物に指定されています。毎年7月中旬には、100万匹ともいわれるヒメボタルの光が舞う景色を見ることができます。ヒメボタルの繁殖と環境保護のため、最盛期の鑑賞には、事前の申し込みが必要です。
浄法寺漆 国内で使用される漆のうち、国産漆はわずか3%ほど。そのうちの約75%が二戸で生産される浄法寺漆です。その貴重な漆を塗り重ねる浄法寺塗は、使うほど艶と味わいが増していきます。令和2年、日本遺産・ユネスコ無形文化遺産に登録されました。
御所野遺跡 縄文時代中期の大規模な集落跡で、竪穴住居や配石遺構などが復元されています。隣接する博物館では、出土品展示のほか、プロジェクションマッピングで縄文時代の暮らしを再現。2021年、「北海道・北東北の縄文遺跡群」の1つとして世界遺産に登録されました。
天台寺 1200年の歴史を誇る寺院。故・瀬戸内寂聴師が1987~2005年に住職を務め、明治時代の廃仏毀釈や戦後の杉伐採事件などで荒廃していた寺の復興に尽くしました。参道や境内では4000株のあじさいが育てられており、見ごろの時期には「あじさい祭り」が開かれます。
馬仙峡 日本一大きな夫婦岩といわれる、男神岩(川面から180m)と女神岩(同160m)が並ぶ、馬淵川の景勝地。史跡名勝天然記念物に指定されています。両岩を見渡せる馬仙峡展望台には車で行くことができます。