軽井沢に来たら訪れたい
洗練された美食のまち・軽井沢で愉しむ絶品グルメ

フランスやイタリア、首都圏の三ツ星レストランで修業を重ねた料理人が、次に目指す先は、美食のまち・軽井沢。軽井沢フレンチという言葉が生まれ、一流の料理人たちが次々に軽井沢にお店を開業。どのお店もレベルが高く、美食家たちの舌を唸らせる。風景と空気感とそこに集うひとたち。洗練された美食のまちは、何度訪れても刺激をたっぷりもらうことができる。
自然豊かな軽井沢で美食を堪能しよう
世界からセレブリティが集まる軽井沢では、彼らの舌を満足させるため美食文化が育まれてきた。そして今や、軽井沢は日本を代表する美食のまちに。王道のフレンチやイタリアン、カフェ、スイーツの名店を厳選して紹介していこう。

野菜の色艶まで美しいフランス自然料理
アプローチにある山桜の木や季節の花々が訪れる人を優しく出迎える隠れ家のような名店。窓から降り注ぐ自然光が安らぎの空間を作り出すなか、シェフ・草間文高さんがフランス自然料理を提供する。素材は安心・安全をモットーに、地元やフランスから調達している。特に野菜には強いこだわりがあり、草間さんは惚れ込んだ軽井沢の農家と提携。仕入れたばかりの野菜は甘みと色艶が美しく、料理を華やかに彩り、目と舌で楽しませてくれる。前菜が余韻を残すコースは、伝統的なフランス郷土料理から現代的なキュイジーヌまで多彩なメニューが展開される。ワインはフランスの自然派ワインを中心にセレクト。ソムリエの奥様がテーブルを飾る一本を選んでくれる。


楽しむのは名建築?料理?どちらも見事な一軒家イタリアン
ル・コルビュジエに師事した建築家・坂倉準三氏が設計した「飯箸邸」。レストランブライダルに関心のあった支配人でソムリエの宮部拓也さんが紹介されたのが、この昭和の名建築。「大名の御膳番」が由来ともいわれる名称をそのままに、一軒家イタリアンレストランに。「ご家族の節目に立ち会える場所にふさわしい。一目ぼれでした」と宮部さん。東京から移築されたが、庭からは屋根の傾斜と、背景にある浅間山の稜線が重なって見えるから不思議だ。料理は、地元食材の良さを生かしている。コース料理のほか、アラカルトも用意。特別な日だけでなく、軽井沢ステイの際には、気軽に足を運びたいお店だ。


軽井沢らしいロケーションで優雅なカフェタイムを
最も軽井沢らしい風景の一つ、雲場池の畔にあり、散策コースの中にぜひ。夏の新緑は清々しく、秋の紅葉は息を飲むほどに色鮮やかだ。1階テラス席では爽やかな風を感じながら、ガラス張りの2階からは新緑や紅葉の景色を同じ目線で楽しめる。ランチは季節ごとのパスタや高原焼き野菜カレー、信州牛のお重など、地元食材を生かしている。スイーツも充実。人気のパフェは、和栗モンブランパフェや信州イチゴパフェなど4種類、ソフトクリームはミルク・抹茶・ミックスの3種類揃う。テイクアウトして、湖畔の映えスポットで撮影する人も多い。通年営業なので、静かな冬の軽井沢も味わって。


フランス仕込みのセンスで軽井沢の恵みを贅沢な一品に
フランスの小さなレストランのシェフパティシエとして星獲得に貢献した丸山敬寛さんの技術とセンスが光る。「厳選苺のタルト」は、丸山さんが朝摘みしたイチゴが乗る。軽井沢は年間通してイチゴが採れ、7月は夏秋イチゴ。夏イチゴは一段とジューシーで、複数のナッツを焼いたタルト生地と、さっぱり甘めのホワイトチョコレートのクリームとのバランスは繊細で絶妙だ。「ケーキは上から下まで食べて完成する」と丸山さん。牛乳、卵、砂糖、バニラビーンズのシンプルな素材で作った「ほんとにぷりん」は、ここだ!という一点の火加減にこだわった。地元食材をふんだんに使ったキッシュもブランチやランチに。


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