醸造の街でのんびり街歩き
宮内&摂田屋で“発酵”の文化に触れる旅

長岡駅から在来線で1駅の宮内駅。駅を降りれば、県内屈指の醸造の街として知られる宮内・摂田屋エリアはすぐそこ。今もなおしょうゆやみそ、日本酒の醸造が行われている5つの蔵をはじめ、古くから残る歴史的建造物が徒歩圏内に立ち並ぶ、散策にぴったりのスポットなんです。さらに近年では、おしゃれでハイセンスなお店も増えており、若者からの人気も増加中。こちらでは、摂田屋に行くならマストで訪れておきたい3軒をご紹介します。街歩きを楽しみながら発酵の奥深さを感じられる、豊かな体験ができるはずです。
四季折々の景観が自慢!趣あふれる甘味喫茶



長岡市に4店舗を持つ和菓子の老舗「江口だんご」。摂田屋店は、醸造蔵「越のむらさき」創業家の旧邸宅を改築し、古き良き空間を生かしたカフェとして人気を博しています。
こちらでは、摂田屋の発酵食品を使った焼きたてのみたらし団子やおはぎ、蔵元菓子などを販売していますが、店内で美しい日本庭園を眺めながら団子セットやあんみつといった、イートイン限定の甘味をいただくのがおすすめの過ごし方。店先の雁木スペースでは実演販売も行っているので、摂田屋エリアの街歩きの際に立ち寄って散策のお供にするのも楽しみのひとつです。風情あふれる空間で、贅沢なひとときを過ごしてみてください。
日本酒好きを魅了する酒造りがテーマの観光施設



約470年の歴史を誇る老舗酒蔵「吉乃川」の敷地内にある、築約100年の国登録有形文化財の倉庫を改装した観光施設。ここでしか飲めないお酒を味わえる「SAKEバー」や吉乃川の歴史、酒造りについての展示コーナー、「酒造り体験ゲーム」などがあり、日本酒の魅力を存分に体感することができます。
また、売店では限定商品や酒器、前掛けなどのグッズの購入もできるので、お土産選びにもぴったり。学べる、飲める、買える! が実現する日本酒好きにはたまらない人気のスポットに、ぜひ一度足を運んでみてくださいね。
地元の発酵文化を贅沢に取り入れた至高のおむすび



摂田屋エリアの交流拠点「発酵ミュージアム・米蔵」内に併設された「おむすびと汁と茶 6SUBI」は、新潟県内で多くの飲食店を手がける「SUZU GROUP」が運営するおむすびの専門店です。摂田屋にある蔵元「星野本店」「味噌星六」のみそや「越のむらさき」のしょうゆなど、この地域ならではの調味料を使ったおにぎりや、季節の食材を生かした具だくさんなみそ汁が味わえると評判です。
おむすびはショーケースに並んだツナマヨなどのシンプルなものから、にいがた和牛を使い、握りたてにこだわった贅沢なものまで、多彩なラインアップが魅力。食後には、近隣の蔵の素材を使ったクラフトコーラ(800円)や村上抹茶のソイラテ(800円)など、ここでしか味わえないオリジナルドリンクを楽しむのもおすすめです。
- 住所
- 新潟県長岡市摂田屋4-6-33 摂田屋6番街発酵ミュージアム・米蔵内
- 電話
- 0258-86-8545
- 営業時間
- 10:00~17:00(16:30L.O.)、冬季は10:00~15:00L.O.(土・日曜・祝日は16:00L.O.)
- 定休日
- 火曜
- 席数
- 20席
- 予約
- 可
- 駐車場
- 40台(共有)
- メニュー
- 6SUBIのツナマヨ 300円、山古志産にいがた和牛 600円、季節の6SUBI汁 600円~、摂田屋キャラメルカヌレ 300円
- アクセス
- JR宮内駅から徒歩で約11分
- 住所
- 新潟県長岡市摂田屋4-6-33 摂田屋6番街発酵ミュージアム・米蔵内
- 電話
- 0258-86-8545
- 営業時間
- 10:00~17:00(16:30L.O.)、冬季は10:00~15:00L.O.(土・日曜・祝日は16:00L.O.)
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※本記事の情報は取材時の情報です
- 取材・文・写真:新潟Komachi編集部