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奥入瀬渓流の唯一無二を、 全身で体験

奥入瀬渓流ホテル by星野リゾート

  • 十和田市
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  • プライベートツアー
記事制作:
Kappo
奥入瀬渓流ホテル by星野リゾート

東北に3つある国立公園のうち、最も早くに指定された十和田八幡平国立公園。八幡平地域と、十和田湖や奥入瀬渓流などを有する十和田・八甲田地域は、豊かな自然環境と多様な生態系あり、温泉が多く湧出していることも特徴だ。さらに奥入瀬渓流は、国の特別名勝、天然記念物に加えて、国立公園の特別保護地区に指定されている。約100種類の樹木のほか、野鳥や動物、約300種類の苔、地衣類が生息し、こと苔に関しては、2013年に「日本の貴重なコケの森」に選定されたほどだ。

 『奥入瀬渓流ホテル by星野リゾート』は、そんな地域のただ中にある。その名の通り奥入瀬渓流沿いに立ち、渓流のせせらぎと人の手の入らない自然に抱かれたリゾートホテルだ。環境を最大限に活かしたアクティビティは、渓流の風を感じながらの朝食やランチ、プライベートツアーまで、自然を満喫するためのきっかけをさまざまに用意。訪れる人のスタイルに合わせて、奥入瀬渓流を存分に楽しめる。 

スタッフもまた、自分たちが見つけた青森の素晴らしさ、新しい楽しみ方を教えてくれる。例えば食事。フレンチレストラン『Sonore』では、郷土料理から発想を得たり、青森で親しまれている食材を取り入れたりと、地元の人が訪れても驚きと発見があるという。 

非日常の体験と、五感を研ぎ澄ますアクティビティ、ほかのどこにも真似できない、ホテルの立地を生かしたもてなし。加えて、奥入瀬を愛し、青森を愛しているスタッフたち。これこそ、『星野リゾート』が人々を惹きつけてやまない理由だろう。

17:30
夕食はレストラン『Sonore』にて。渓流を眺めながらのアペロから、青森を食で体感するディナーが幕を開ける。 

20:00 
昨年12月に完成した「渓流スイートルーム」。木々のオブジェや本物の苔を用いたアート作品などで、渓流を表現。コンサバトリーと、客室温泉を備えた特別な空間だ。『Sonore』のワインリストから、部屋にワインを届けてもらうこともできる。 

7:00 
窓を開け放ち、渓流のせせらぎに耳を傾けつつ、清々しい朝の空気を胸いっぱい吸い込んだあとは、お待ちかねの朝食。「渓流スイートルーム」での朝食はコンサバトリーで。スペシャリテのスモーブローをはじめ、焼きたてのキッシュやホタテのクラムチャウダー、りんごのマリネなど、青森の味覚を楽しむ。
 

8:30 
2023年4月に、西館2階が「渓流-BASE」と名を改め、リニューアルオープン。渓流にまつわる書籍を集めたライブラリや、全身で瀬音を感じる「せせらぎデッキ」のほか、渓流コンシェルジュが常駐しており、電動自転車の貸出し、ワークショップ、ツアーなど、奥入瀬渓流観光の拠点となっている。
 

9:00 
チェックアウトの時間まで、渓流コンシェルジュの小林信輔さんとともに奥入瀬渓流のプライベートツアーへ繰り出した。客室に置いてあったルーペを片手に、苔の生態や樹木の種類の見分け方、奥入瀬渓流の成り立ちなど、知れば知るほど知りたくなる、自然の魅力にどっぷりとつかる。
 

奥入瀬渓流ホテル by星野リゾート

住所
青森県十和田市奥瀬栃久保231
電話
050-3134-8094(予約専用)
IN
15:00
OUT
12:00
駐車場
100台
部屋数
187室
宿泊料金
1泊2食付き 1名 2万5000円~(渓流スイートルームは1泊2食付き2名1室利用時 1名 8万9090円~)
Sonore
1名 2万1780円。2食付き宿泊プランから変更の場合は1名+1万5730円。
国立公園プライベートツアー
1組 4名 2万2000円。5名以上の場合は1名につき+2200円。定員8名。
カード
住所
青森県十和田市奥瀬栃久保231
電話
050-3134-8094(予約専用)
IN
15:00
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※本記事の情報は掲載時の情報です

  • 取材・文:小林薫(編集部)
  • 写真:池上勇人