新潟県の最北に位置し、「県北の城下町」と呼ばれる村上市。四季折々の自然に恵まれ、城下町の歴史を感じさせる町屋や武家屋敷など、歴史的な町並みや伝統文化が色濃く残ります。今回はそんな歴史ある村上エリアで楽しめる絶景自慢の温泉と、合わせて立ち寄りたいスポットをご紹介します!

潮騒が美しく響く、波打ち際に立つ老舗宿。岩造りの露天風呂からはもちろん、館内のどこからも日本海を一望でき、壮大な景色に抱かれながら温泉三昧を楽しめます。別名「熱の湯」とも呼ばれる瀬波温泉は、源泉が95℃と熱めで塩化ナトリウムを豊富に含むため、湯冷めしにくいそう。宿泊はもちろん、日帰り入浴プランでも利用できる館内の「レストラン波の華」では、季節ごとに表情を変える大海原を横目に美食に酔いしれることも。絶景を満喫しながら、癒やしのひとときを過ごせるはずです。

美しい庭園を眺めながら、一家の当主自らがお茶を入れてもてなす、という北限の茶処･村上市の風習「亭主の茶」を体験できるこちら。季節を映した一口菓子をおともに、四煎もの多彩な楽しみ方で村上のお茶の魅力を感じることができます。上煎茶、驚き番茶、煎りたて焙じ茶の3種から好みを選んで、独自のお点前を堪能してみてください。年間の日照時間が短い村上のお茶は、際立つ甘みと香りが特長。一煎目から四煎目まで味わいの変化を心地良く感じながら、まろやかなおいしさに酔いしれましょう。また、鮭の酒びたしや地元銘菓なども登場し、お茶以外でも街の魅力を感じられるのもうれしいポイント。新たな発見が満載の、非日常な体験を楽しんでくださいね。

町屋づくりの建物が並ぶ「越後村上町屋通り」に立つ団子茶屋。大きめの団子が3つ刺さった串団子は、県産コシヒカリを使ったもっちりとした弾力が自慢。村上茶あん、みたらし、こしあんなど常時5種類そろう味以外に、季節限定メニューが登場することも。みそ団子は、香ばしく焼き上げてから提供してくれますよ。店先のベンチでひと休みしながら、ゆったりといただきましょう。