客室わずか7室 豪雪地帯のもてなしの宿
肘折温泉 丸屋

新庄市から30キロメートル離れた山間の地。開湯1200年の歴史を持つ肘折温泉は、古くから湯治の温泉地として知られている。
創業明治元年の老舗旅館『丸屋』。木造3階建ての風格ある建築は、かつての出羽三山信仰の宿坊だったという。以前には20数室あった客室をわずか7室とし、きめ細やかなサービスの提供に心を砕いている。

温泉の湯は「ナトリウム–塩化物・炭酸水素塩泉」。旧泉質名でいうところの、「食塩泉」および「重曹泉」。「丸屋はあたたまりの湯です」と、支配人の八鍬さんが話す。食塩泉の場合、湯上がり後に食塩が汗腺をふさぐことで、発汗作用が促進されるのである。
宿には4つの風呂がある。高温のため一部加水をした、源泉掛け流し。やや緑がかった黄土色の湯は、ひとくくりでは語れないほどの、豊富な温泉成分を感じさせるものだ。その証拠に、洗い場には浴槽からあふれ出た湯の成分が結晶した「スケール」が独特の模様を作り出している。
丸屋の向かいには共同浴場の「上ノ湯」がある。共同浴場がある場所は、その温泉の中心地であることが多い。
面白いことに同じ泉質にもかかわらず、上ノ湯の湯は無色透明である。丸屋では宿泊者に上ノ湯の割引入湯券を配り、湯のはしごをすすめている。「上ノ湯の成分で肌をきれいにした後、保湿効果の高い宿の湯で温まるのが理想的です」と八鍬さん。
時に積雪4メートルを超える日本有数の豪雪地帯。辺鄙な場所に今も多くの湯治客が集まるのは、それだけ湯が素晴らしいことを示している。


- 住所
- 山形県最上郡大蔵村大字南山519
- 電話
- 0233-76-2021
- IN
- 15:00
- OUT
- 10:00
- 定休日
- 無休
- 駐車場
- 7台
- 部屋数
- 7室
- 宿泊料金
- 2万4200円(税込)~
- 泉質
- ナトリウム・塩化物-炭酸水素塩泉pH6.5(源泉掛け流し。高温のため一部加水あり)
- アクセス
- JR新庄駅より、大蔵村営バス「肘折ゆけむりライン」にて約55分
※取材時の情報です
- 住所
- 山形県最上郡大蔵村大字南山519
- 電話
- 0233-76-2021
- IN
- 15:00
- OUT
- 10:00
- 定休日
- 無休
- 駐車場
- 7台
- 部屋数
- 7室
- 宿泊料金
- 2万4200円(税込)~
- 泉質
- ナトリウム・塩化物-炭酸水素塩泉pH6.5(源泉掛け流し。高温のため一部加水あり)
- アクセス
- JR新庄駅より、大蔵村営バス「肘折ゆけむりライン」にて約55分
※取材時の情報です
サイト掲載日
雑誌掲載日
※本記事の情報は掲載時の情報です
- 取材・文:ナルトプロダクツ
- 写真:池上勇人












