巡って出会ういろいろな味
長野の食の誇り”おやき”を探る

長野県が誇る郷土職・おやき。ひと口におやきと言っても、地域によって製法も違えば具材も違い、その地でしか食べられない種類のおやきもある。ここでは特徴的な種類のおやきをピックアップ。これが同じ食べ物?と驚くこと間違いなし。奥深い、おやきの世界へようこそ。
時代を超えて愛される長野の粉もん
善光寺平に伝わるおやきの製法に「蒸かし」「蒸かし焼き」というタイプがある。耳たぶくらいの固さにこねた生地に具を詰めて蒸し器に入れ、13~30分ほど蒸かす(蒸かし)。それを油を張ったフライパンなどで焼けば(蒸かし焼き)、ふっくらとした食感で焼き目が香ばしい。このように地域に根付いた独自の製法があり、代表的な「蒸かし」「蒸かし焼き」のほか、「炭焼き」「揚げ焼き」「焼き蒸かし」などさまざま。具材には野菜・山菜が用いられるのが一般的。そのほか、小豆餡、野沢菜、ナス、キノコ、かぼちゃ、切り干し大根など味もいろいろ。バリエーションが豊富で、食べるたびに違う食感と味を楽しめるのもおやきの魅力のひとつ。製法ごとに名店をご紹介していこう。

「蒸かし」の名店
おやきの通年商品は約18種類。そのほか、季節ごとに旬の具材を使用したさまざまな商品が並ぶ。食材は契約農家から直接仕入れるものがほとんどで、皮は安全安心の長野県産の小麦粉のみを使用したもちっとした食感が特徴。
【蒸かし】
耳たぶくらいの固さにこねた生地に具を詰め、湯気の立ち上る蒸し器に入れて具材にあわせて25〜30分ほど蒸かす。小麦粉のつるんとした食感が具のおいしさを引き立てている。

- 住所
- 長野市三輪9-20-7
- 電話
- 026-241-5981
- 営業時間
- 08:30〜17:00(日曜・祝日は08:30〜13:00)
- 定休日
- 第4日曜、1月1日、1月2日、8月17日
- 駐車場
- 3台
- 目安
- 173円~
- カード
- 不可
- メニュー
- 丸なす(173円)、野沢菜(173円)、信州プレミアム牛肉しぐれ煮(286円)、りんごマリアージュ(173円)、のびる(286円)、ふきみそ(173円)、たけのこ(173円)、きのこ(173円)、小布施丸なす(189円) ※通信販売は送料分が上乗せされるので、金額が変わります
※取材時の情報です
- 住所
- 長野市三輪9-20-7
- 電話
- 026-241-5981
- 営業時間
- 08:30〜17:00(日曜・祝日は08:30〜13:00)
「蒸し焼き」「蒸し」の名店
もちもちとした皮に、地元の畑でとれた旬の野菜をたっぷりと詰め込んで作るおやきは、艶々としていて、噛むともっちり。中身は皮からあふれ出すほどのナスや厚切りのダイコン、自然な甘さのあんかぼ(あんことカボチャ)など種類豊富。
【蒸かし焼き】
「蒸かし」と同様の工程で蒸かした後、油を張ったフライパンなどで焼く。ふっくらとした食感で焼き目が香ばしい。

「灰焼き」の名店
長野県西山地方で昔から親しまれている「灰焼きおやき」。今も現役の囲炉裏の灰の上でじっくりと焼き上げる。皮は薄く、パリパリ。具はぎっしり、たっぷり。田舎の温もりを感じることが出来る、素朴な味わい。
【灰焼き】
おやきの元祖と言われている「灰焼きおやき」。粘り気のある生地に具材を入れて包んだおやきをほうろく(鉄鍋)で軽く焼き、囲炉裏の灰の上でじっくりと焼き上げる。

「揚げ焼き」の名店
毎日手作りされている素朴な味が人気のおやきは、冷めても美味しく柔らかく食べられるようにと、独自の揚げ焼き製法でつくられている。2022年に誕生した「OYAKI FARM」は、おやき販売やカフェ利用のほか、製造工程の見学、おやき作り体験もできる。
【揚げ焼き】
油で揚げてからオーブンで外はカリッと、中はふんわり・もっちりした食感が特徴。

- 住所
- 長野市篠ノ井杵淵7-1
- 電話
- 026-214-0410(店舗)、026-214-2800(体験等問い合わせ)
- 営業時間
- 09:30〜18:00(冬季期間 09:30〜17:00)
- 定休日
- 不定休(毎月の定休日は、HP内のNEWSやSNSでお知らせ)
- 駐車場
- 40台
- カード
- 可
- 目安
- 2200円くらい
- メニュー
- テイクアウト...野沢菜(290円)、季節のおやき(290円〜) カフェメニュー...ドーナツ、あんバター
※取材時の情報です
- 住所
- 長野市篠ノ井杵淵7-1
- 電話
- 026-214-0410(店舗)、026-214-2800(体験等問い合わせ)
- 営業時間
- 09:30〜18:00(冬季期間 09:30〜17:00)
「焼き蒸かし」の名店
生地にトマトピューレを練り込んだオレンジ色の皮でラタトゥイユとチーズを包んだ「和のトマトおやき」など、創作おやきの種類が豊富な「ふきっ子おやき」。高温の鉄板で成形してから蒸かす焼き蒸かし製法で作られる。
【焼き蒸かし】
水分の多い生地で作ったおやきを、ほうろくやフライパンで外面を素早く焼いた後に、蒸し器で13〜30分ほど蒸かす。水分たっぷりの生地は焼くことで形が整う。表面はつやつやでしっとりとやわらかい。

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